梅雨時の不調3選

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 梅雨の季節になると、多くの人が身体の不調を感じることがあります。この記事では、整体で解消できる梅雨にありがちな不調を紹介し、なぜ起きるの? ほかの人がなんともないのはなぜ?といった疑問、そして自律神経の調整を通じて自分で改善するアプローチを紹介します。

 自律神経の調整は、体調不良の緩和に効果的な方法であり、健康管理において重要な要素ですが、ご自分でやってみても効かないと思われたら、当院にご相談ください。

【梅雨時によくある不調】
 梅雨の季節に感じる主な不調には、以下のようなものがあります。

  1. 湿気による関節痛や肩こり:
    湿度の高い梅雨の時期になると、関節痛や肩こりを感じる人が増えます。関節痛の発生原理は、気圧の変化によるものと考えられています。気圧の低下によって関節の周囲の圧力が変化し、関節に負担がかかります。また、血流も低下するので、肩こりになりやすいとされています。
  2. 頭痛や不眠:
    湿度の高い環境や気圧の変動は、頭痛や不眠の原因となることがあります。気圧の変化によって血管が拡張し、頭痛を引き起こすことがあります。また、湿度の高い環境では、睡眠の質が低下し、不眠症状が現れることがあります。
  3. 気分の落ち込みやイライラ:
    梅雨の時期は陰鬱な天候が続くことが多く、気分の落ち込みやイライラを感じる人がいます。気候の変化によってセロトニンという神経伝達物質の分泌が低下し、気分の変動が生じることが考えられます。

【私だけなの?】
 気圧を感じるセンサーは、誰の体にもあるのですが、人によって、不調の起きやすさ、感じやすさが違うのです。それはなぜでしょうか? 主に以下のような要素が考えられます。

  1. 生まれ持った体質:
    個人の体質や遺伝子によって、気圧や湿度の変化に対する感受性が異なることがあります。
  2. 健康状態:
    基礎的な健康状態や免疫力の違いによって、不調の感じ方や回復力が異なることがあります。
  3. ストレスや生活環境:
    ストレスの度合いや生活習慣、睡眠の質なども個人差に影響を与える要素です。

【どうすれば良いの?】
 こうした不調を軽減するために、体を直接マッサージする方法もありますが、自律神経の調整が有効なアプローチとして考えられます。自律神経は、副交感神経と交感神経のバランスを調節する役割を持っているからです。以下にやり方をいくつか紹介します。

  1. 深呼吸や瞑想:
    深くゆっくりとした呼吸法や瞑想によって、副交感神経の活動を増やすことができます。
  2. リラクゼーション法:
    マインドフルネスやリラクゼーション法を取り入れることで、ストレスを軽減し、副交感神経を活性化させることができます。シャワー派の人は、ぬるめのお風呂に15分ほど、のぼせない範囲で試してみませんか?
  3. 適度な運動:
    適度な運動を行うことで、副交感神経の活動が促進され、不調の緩和に役立ちます。例えば、軽く汗ばむほどの速足を15分ほど。
  4. 睡眠と休息:
    十分な睡眠と休息をとることで、自律神経のバランスを回復させることができます。でも、「寝過ぎ」には注意を! むしろ朝日を10分ほど浴びて1日を始める方がずっと良いそうですよ。

 自律神経の調整は、体調不良の緩和に効果的であり、健康管理の重要な要素となります。梅雨の時期に感じる不調に対しても、自律神経へのアプローチを取り入れることで、快適な生活を送ることができるでしょう。

【アロマオイル(エッセンシャルオイル)】
 ところで、エッセンシャルオイルやアロマも、自律神経の調整やリラクゼーションに役立ちます。代表的なものをいくつかご紹介します。天然成分100%の商品の中から好ましいと感じた香りを選ぶと良いでしょう。

①ラベンダーオイル:
リラックス効果があり、ストレスや不安を軽減するとされています。

②ローズオイル:
心を落ち着かせる効果があり、リラックスや睡眠の質を改善するとされています。

③カモミール:
穏やかな香りで知られ、緊張やストレスを緩和し、リラックス効果をもたらすとされています。

④ベルガモット:
心をリフレッシュさせる効果があり、気分の落ち込みやイライラを和らげるとされています。

⑤サンダルウッドオイル:
サンダルウッドオイルは、心を穏やかにし、リラックスさせる効果があります。

⑥マジョラムオイル:
緊張を緩和し、リラックスした状態を促すとされています。

 使い方や濃度には注意が必要なので、初めてのときはお店の人にしっかり聞いて、適切な方法で利用しましょう。

 当院では、AKS療法による自律神経へのアプローチを提供しています。気になる方は、お気軽にお尋ねください。